2024年7月〜9月では、首都カトマンズのあるバグマティ州及びルンビニ州の4つの郡においてプログラムが実施されました。このうち、8月にカトマンズのCelta Educare Consultancyで実施された回では、日本の人材派遣会社での勤務経験のあるRabindra先生の指導により、留学や特定技能で日本への渡航を目指す学生たちがキャリアについて真剣に考えました。キャリアゴールでの発表では、「日本に行ってITを学び、ネパールに戻った後にその技術を活かして起業し、他のネパール人への雇用の機会を作りたい。」という帰国後を見据えた目標が発表されていました。また、9月からはC D Eプロジェクトで養成した環流人材のトレーナー2名が各学校での授業を担当するようになり、ルンビニ州にもプログラムの範囲を拡充しました。今後、ブトワルやチトワンなど日本語学校が集中している地方都市部においてもプログラムを展開していく予定です。
2024年4月1日と2日に、カトマンズにあるHayabusa Consultancy and Training Center Pvt. Ltd.で、同校のネパール人学生23名を対象にキャリア開発プログラムが実施されました。 同校では、日本での留学経験や大手ホテルグループでの勤務経験があるUmesh先生が、ご自身の日本での経験に基づき、生徒を単に留学させることではなく、来日後にスムーズに日本社会に順応させることをゴールとして教育を提供しています。 プログラム参加者は、日本での経験を活かし成功したネパール人起業家の事例を通じてキャリアゴールの重要性を学んだ上で、自らのキャリアゴールを考え、アクションプランを立てました。また、Umesh先生の体験談から、周りのネパール人の友達に流されず、キャリアゴールの実現を意識した人間関係を日本でつくることの重要性について学びました。 参加者からは、日本語の先生、介護士、漫画作家、ソフトウェアエンジニア、弁護士等、様々なキャリアゴールが発表されました。レストラン経営者になるというキャリアゴールを立てた参加者からは、「学業やアルバイトを通じて、経営全般や飲食店ビジネスに関する知識を身に着け、ネパールで自分のレストランを開きたい。日本に行く前に飲食店でアルバイトを始めることから取り組みたい」という声がありました。 Hayabusa Consultancy and Training Center Pvt. Ltd.では、生徒の入学直後と卒業後(日本へ旅立つ直前)という2つのタイミングでキャリア開発プログラムを実施しています。今後も同プログラムの実施を継続し、より多くのネパール人留学生を啓発する予定です。
2024年4月〜6月では、バグマティ州とガンダキ州の2州の2つの郡においてプログラムが実施されました。このうち、カトマンズのHayabusa Consultancy and Training Centerで実施された回では、日本の大手ホテルグループなどでの勤務経験のあるUmesh先生の指導のもと、学生たちが自分たちのキャリアについて真剣に考えました。キャリアゴールの発表では、日本語教師や介護士のほか、ソフトウェアエンジニアや弁護士など、多岐に亘る分野が挙げられました。また、バグルンのOrigami Language Instituteで実施された回では、日本の大学を卒業して地元に戻ってきたNischal先生が授業を担当しました。