Study Tour / インターン
Study Tour / インターンについて
スタディーツアーやインターンシップを通して、日本のさまざまな業種の現場に触れ、そこで得られた学びを帰国後の起業や就業に活かすことを目指すプログラムです。
スタディーツアーでは、日本の商店街や土産物屋などで売られているユニークな商品を作っている企業や農家への見学を通じて、帰国後のビジネスのアイディア作りを促します。また、外国人労働者を積極的に受け入れるのみならず様々なことを学ばせてくださる優良企業も、見学の対象としています。
インターンシップでは、農業、農産加工、観光、介護といった、手に職を持つ農家や地元産業が在留ネパール人をインターンとして受け入れ(その後、雇用に進むことも可能)、ネパールに技術を持ち帰えることを促します。
プログラムの詳細についてご興味ある方は、まずメーリングリストにご登録いただく必要がございます。メーリングリストにご登録いただいた後、産業人材育成プログラム専用のサイトの情報を入手できます。そちらのサイトで詳細をご確認ください。
過去の Study Tour の様子

紅葉の南アルプスの果樹園を訪ねるStudy Tour
第1回目のスタディーツアーは、2023年11月28日(火)に山梨県南アルプス市で行われました。長年果樹栽培事業と観光農園を営む「手塚果樹園」、高級農産加工品(ジンジャーシロップ)の製造・販売を行う「SOIL社」、及びJA南アルプス市農産物直売所(道の駅しらね)などを、12名の関東在住ネパール人が訪れました。今回参加したのは在留経験7年以上の方々で、飲食店の経営者・従業員も含まれていました。
このスタディーツアーを通して、将来的にネパールで農業・農産加工・飲食ビジネス等を展開したいと考えるようになった方もいました。また、参加者の多くが、日本の農業、農産加工、マーケティングに高い関心を示しました。

愛知県最新の老人ホームを訪ねるStudy Tour
2024年2月17日(土)に日本の介護業界に興味を持つ中部地方在住のネパール人と「西春日井福祉会」を訪問するスタディツアーを実施しました。
この施設はすでに44名のネパール人材を受入れており、居住者の皆さんからもとても喜ばれています。参加者は最新の老人ホームの現場を見学するとともに、ここで働くネパール人とざっくばらんに意見交換しました。
「老人ホームを訪ねたのは始めてで、居住者もそこで働く人も活き活きしている様子に感銘を受けた」「ネパール人が楽しそうに働いている姿が印象的だった」「私もここで働きたい!」という声があがり、受入れ先の西春日井福祉会の河村総務課長からも「お役にたてたならば嬉しい。また来て欲しい」というメッセージをいただきました。

静岡県の体験型農園を訪ねるStudy Tour
2024年3月16日(土)に、浜松の日本語学校へ通うネパール人留学生とともに、静岡県掛川 市の」キウイフルーツカントリージャパン」さんを訪問するスタディツアーを行いました。
代表者 の平野耕志さんから、お父さんから引き継いだキウイ農園を多くの人に愛される体験型農園 とし、農業を楽しむ場とするビジネスを展開していることについての説明を受けました。施設 の中でBBQを楽しんだ後は広い農園を散策しながら、自己分析をするFarm Walkのワーク、 さらにはこの農園にあたらしいビジネスアイデアを提供するワークショップなども行いました。
「期待以上のことが学べた」「農業だけでなくビジネスについても学べた」「私たちでもビジネス を生み出すことができるのかもと思った」という声があがり、参加者は学びながら、同時にネ パールに少し似ている農園の風景も堪能した様子でした。

茨城県女性農業士の活躍から学ぶ Study Tour
2024年7月7日(日)に茨城県の松田農園とシモタファームを訪問するスタディツアーを実施しました。日本の農業に関心のあるネパール人女性12名が参加しました。松田農園は土づくりにこだわったおいしい野菜作りを行なっており、また、シモタファームは国内初のハーブ栽培のパイオニアとして有名です。
参加者は、オーガニック野菜やハーブの栽培方法などを学ぶと共に、女性ならではの視点で商品に付加価値をつける等、女性農業士たちがどのように成功しているかについても学び、自身の将来へのモチベーションを高めていました。受入れ先の松田さんからは、「私にとっても勉強になる時間を過ごせ、とても貴重な経験となりました。」、霜多さんからは「ネパールのことを聞けたのも良かったです。これからも関わらせていただきたいです!」との嬉しいメッセージをいただきました。

熊本県戸馳島のユニークな観光農園に学ぶ Study Tour
2024年7月27日(土)に熊本県戸馳島の宮川洋蘭を訪問するスタディツアーを実施し、9名が参加しました。
宮川さんは「元気な花で笑顔をお届けしたい」をモットーに、洋蘭事業で地域の活性化に貢献し、また、人の来ない戸馳島を盛り上げたいとファミリー層を呼び込む観光農園を経営しています。他に、イノシシ被害による離農ゼロを目指して猪ハンター事業にも取り組んでいます。
参加者は、宮川さんの様々なチャレンジに熱心に耳を傾け、農園見学後には、観光農園の一環であるブルーベリー狩りも体験して、総合的に学びを深めました。参加者からは、「どこを見てもビジネスのチャンスがあると思えるようになった」、「問題もビジネスに変えられることがわかった」などの感想が聞かれ、受入れ先の宮川さんからは「皆さんの反応がよく、質問もたくさんしていただき嬉しかったです。ぜひまた来てほしい。」とのメッセージをいただきました。

阿蘇のゴルフ俱楽部を再生に導いた鄭社長の体験から学ぼうStudy Tour
2024年11月9日(土)に熊本県の阿蘇やまなみリゾートホテル&ゴルフ倶楽部を訪問するスタディツアーを実施し、12名が参加しました。
鄭社長は、赤字のゴルフ倶楽部を再生に導き、現在、ゴルフ場を訪れる韓国人観光客は年間延べ5万人余り、韓国人会員は1700人を超えます。また、従業員の国籍は6ヶ国に及び、外国人を積極的に採用しています。日本で起業した鄭社長から、日本での30年以上にわたる経験や、その間の日本と韓国の観光ビジネスの変遷、また、様々な失敗や課題、そしてそれをどのように克服したのかについて講話をいただきました。その後、施設見学とネパール人従業員との交流を行ないました。
参加者からは、「鄭社長のビジネスでの努力と成功への挑戦からインスピレーションが得られた」、「観光ビジネスにおける損失と利益について学び、自信を持って前進することが大切だと気づいた」などの感想が聞かれました。

茨城県女性農業士の活躍から学ぶツアー2 Study Tour
2024年11月16日(土)に茨城県龍ケ崎市の横田農場を訪問するスタディツアーを実施し、ネパール人女性13名が参加しました。
横田農場は田んぼ170ha(東京ドーム40個分)を有する大規模農場で、最先端技術を駆使し、「日本のお米の未来を育てる」をビジョンとして農薬に頼らない有機栽培を行っています。また、横田さんは、子どもたちの農業体験、飾り巻き寿司や米粉を使ったスイーツ作りのワークショップなども開催している他、食農教育にも取り組んでいます。参加者は、日本の最新の農業技術に目を見張り、横田さんの活躍から農業の大切さや日本のお米文化などを学び、また、花模様の巻き寿司作り体験を楽しみました。
参加者からは、「最新技術の農業を知ることができ、新しい経験が得られた」「横田さんが美味しいお米を作りながら、未来に向けて子どもたちへの食農教育活動も実践されていて素晴らしい。元気をもらった」などの感想が聞かれ、受入れ先の横田さんからは、「海外の方々とお話する機会がそれほどないので、こちらも楽しく大変勉強になりました」との言葉をいただきました。

地域の特性を活かした農業ビジネスを学ぶツアー in 山梨県南アルプス市 Study Tour
2024年12月14日(土)、山梨県南アルプス市でスタディーツアーが開催され、東京都杉並区にあるエベレスト・インターナショナル・スクール(EISJ)の教職員12名の方々が参加しました。EISJは幼稚園から高校3年生までの12学年にわたる約500人の児童・生徒を有する日本で唯一のネパール人向けインターナショナル・スクールです。
果樹栽培・観光農園を営む「手塚果樹園」と高級農産加工品(生姜シロップ)製造・販売を行う「SOIL社」、南アルプス市営の「八田農産加工施設」、「JA南アルプス市農産物直売所(道の駅しらね)」、官民共同の投資で新たな開発が進む地域交流エリア「fumotto南アルプス」のマルシェを訪問して、農業ビジネス(バリューチェーン)の実態を学び体感しました。
参加者が将来、ネパールに帰国した際の就業・起業にあたっての多くの気づきを提供するとともに、一大ネパール人コミュニティであるEISJとその関係者への今後のCDEプロジェクトのインパクトが期待されます。
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