安全・安心な野菜を販売するイベントを実施しました!

2025年2月1日(土)・2日(日)、カトマンズのプロジェクトオフィスにてネパールの農家さんが育てる安全・安心な野菜を販売するイベントを実施しました。近隣に住む安全な野菜を求める方たちがイベントを訪問し、2日間で合計約65名に野菜を購入していただきました。

イベント当時の様子

本プロジェクトでは、日本での就労経験を経てネパールに帰国した還流人材の就労機会を増やすためのパイロット活動として、安全な野菜を作る農家が活用できるプラットフォーム作りを行なっています。具体的には、安全な野菜の作り方の技術支援、販路開拓、ブランディングを行うプラットフォームをまず確立し、還流人材が農家あるいは小売店としてそれに参加することで、一定の収入を得ることができるようになることを目指しています。

この活動を始めたきっかけは、大量にネパールに輸入される農産物の安全性に関する検査がほとんど行われていないことに加え、ネパールの農家も農薬に関する知識に欠け、出荷直前に農薬をかけるなど、健康を害する可能性のある農産物が市場に出回っていることを知ったことでした。プロジェクトでは、専門知識を持つスタッフを中心に、有機栽培や安全に確信の持てる栽培方法のみを採用している農家の野菜を、健康に対する意識の高いネパール人家庭に販売するルートを作ろうとしています。

イベント当時に販売した色とりどりの野菜
イベント当時に販売した色とりどりの野菜

今回のイベントにはカトマンズから1農家、チトワンから4農家が参加し、色とりどりの新鮮な野菜を届けることができました。一般にカトマンズで売られている野菜よりも2~5割価格が高いにも関わらず、購入した方からは「このような野菜を探していたので、ぜひ毎週やってほしい」「食べてみたけどとても美味しかった」という声をいただきました。

プロジェクトでは、プラットフォームが環流人材の大きな受け皿となることを目指し、イベントを継続して行なっていく予定です。

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