4人のネパール人測量士が活躍するARIAKE株式会社

CDEプロジェクトは、4人のネパール人測量士が活躍するARIAKE株式会社の取り組みについてインタビューを行いました。

     

  • 企業名:
  • 所在地: 
  • 従業員数:
  • 業種:
  • 事業内容:
  • ホームページ:
  • 株式会社ARIAKE
  • 熊本市南区幸田2丁目7番1号
  • 約120名、うちネパール人4名が測量士として働いている。
  • 専門・技術サービス業(測量・設計)
  • 公共事業に関わる測量と設計が主な事業内容。道路建設、河川改修、橋やトンネル等の構造物を建設するための測量、設計を行っている。
  • https://www.ariake-s.co.jp/

   

一番古いネパール人は2018年から働いています。熊本に九州測量専門学校という測量を教える学校があって、私はその専門学校の役員でもありますが、土木・建設産業分野では担い手が不足していて、専門学校に人が集まらなくなってきていました。そこで測量学科に外国人を呼び込もうと、専門学校の中に日本語学科を併設したところ、一番来てくれたのはネパール人でした。彼らに日本語学科で日本語の勉強をして頂いて、そのあと測量の勉強をしてもらい、我々の不足している担い手を外国人在に求め、我々が受け入れ先にもなりました。

一番最初にARIAKEに入ってきたネパール人はバスネット氏で、彼は新しい技術に取り組む姿勢が非常に前向きです。私ども測量や建設コンサルタント、設計の分野は技術革新が著しく、最近ではレーザー測量を行います。レーザー測量は、ドローンにレーザー計測器を積んで広範囲に正確な地形を測ることができますが、ドローンは外国製のものが多く、データを作成するためのソフトも英語です。バスネット氏は日本語も英語も堪能なので、新しい機械やソフトをすんなり扱うことができます。日本の学生は逆に英語があまり得意ではないために積極的になれない部分もあるので、最新の機器の操作であったり、ソフトを扱うということに関しては日本人の学生よりネパール人の方が優れているかもしれません。

住まいは会社で契約して住めるところを手配し、費用負担が少なく済むようにしています。日本人が新卒で入ってくる場合も、外国人が入ってくる場合も、一緒の待遇ですので違いはありません。ただし、今年入ってきたバングラデシュのIT人材の方は日本語が堪能ではないので、会社で日本語を教えています。

ネパールはこれからますます発展していける国ですが、インフラの整備が遅れています。道路や上下水道、電気といったインフラ整備はまだ必要で、インフラ整備をする際一番のもとになるのは測量です。測量と設計の技術があれば、国に帰っていくらでも仕事ができると思うので、そういう技術をぜひ習得してほしいです。測量の仕事に興味を持たれる方はぜひ熊本に来てもらいたいです。九州測量専門学校には約70人のネパール人がいて、ARIAKEでも4人の技術者・測量士が頑張っていますし、そういう道を目指してほしいです。熊本でお待ちしています。

測量や設計は、どこにいても仕事の機会がある重要な技術なので、将来の心配がありません。独立して仕事をすることができ、安定した将来を確保できます。私は将来設計の資格も取得して、日本人やネパール人に測量や設計の技術を教えたいと思っています。

https://youtu.be/e1FC2p3pvd8

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